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いつもお仕事でご一緒しているWebディレクターの小坂さんが、なんとも面白い企画を持って遊びに来てくれました。

お子さんが3歳の誕生日ということで、その記念のための制作でした。お仕事ではなくプライベートな撮影です。
今は和歌山県にお住まいですがわざわざ名古屋まで来てくれました。嬉しいですね。

一番左の写真が、35年前に撮影された小坂さん(当時3歳)の写真。どうやらお母様が近所のスーパーの催しで来ていた写真館の方に記念写真を撮ってもらったそうです。当時としては珍しいイベントだったのかもしれません。
ただ写真撮影もそんなに安いものではなく、家に帰るとお父様に「贅沢だ!」と叱られてしまったようで、とても哀しい想いをされていたようです。お父様が亡くなられるまでずっとタンスの奥から出せなかったとか。

そんな事情を知った小坂さんは、ちょうどお子さんが3歳のタイミングでこの写真と同じように写真を撮り、お母様に見せてあげたいという試みでした。ステキな話ですよね。

しかし、この35年前の時代にこの雰囲気の写真撮影をするというスーパーの催しもスゴイですよね。いまの写真館さんじゃ絶対やらないライティングと構図ですもんね。ちょっと当時に行ってみたいです。マーティ・マクフライよりも昔ですもんね。

ということで、お子さんを撮影したワケですが、同じライティング・同じアングル・同じ表情で撮影するという今回のミッションが、やんちゃ盛りの3歳の男の子ではとても苦戦しました 笑。全体的にフラットな光の写真でしたら多少動いても大丈夫なのですが、このような硬い光は「光が当たっているそのピンポイントの場所」でその表情を作ってもらわなければいけないので大変です。小坂さんファミリーと佐治家全員で試行錯誤して奇跡的に撮影することができました。(頑張り過ぎて撮影風景の写真もありません…)

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続いて、現在の小坂さんの写真も撮らせていただきました。完全に悪ノリです 笑。
そして35年前の写真とアングルや表情がきちんと再現できているか、チェックしながら進めていきました。もう広告撮影レベルの作業です 笑。

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後日、きちんとアングルを合わせるなどの合成をしてプリントし、台紙に入れて(当時無かっただろうデータも添えて)お送りいたしました。


お母さまにお子さん(お孫さん)の写真を見せると、大変喜んでくださったそうです。そして涙を浮かべしばらく見つめておられたそうです。いろんな想いがあったんでしょうね。素晴らしい親孝行で感動してしまいます。

ただ35年後の小坂さんのリバイバルを見せると、「ギャハハハハ!これはいらんわ〜(爆)…」と閉じて返されたそうです。笑
ボクもひとりで合成作業をしていて、笑えてしまってなかなか手が進みませんでした。


何はともあれ、時空を超えた二世代の写真のリバイバルができ、小坂家の良い想い出づくりのお手伝いができて嬉しかったです。バックトゥザフューチャー・イヤーとして最高のタイムスリップ体験でしたね。

ボクもあらためて『写真×ストーリー』の素晴らしさを実感しました。人のお役に立てる本当にいい職業です。

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天国のお父様から「贅沢だ!」なんて怒られてなければいいですけどね。。

『35年越しのリバイバル。- 写真とストーリー #01』

2015.10.30 Fri   post by sajihideyasu

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