空いているカフェーに入ったとき、どこに座るかでその人の感性が分かる。
客人はボクが2番目に好きなテーブルについた。
ここは店員との距離もほどよく、自分の世界に浸ることだってできるし、話かけたい時にも無理がない。なかなか良いセンスである。
さっそくランチを注文し、サラダを食べながら入口で手に取ったこのカフェーのDMを読んでいる。
この古民家風な空間の意味や物語を探しているのだろう。
ステキなものがさらに興味深いストーリーを持っている場合、そのものがもっと好きになる。
人間は好きなものを探す行為が好きな生きものだから、興味があることはさらにプラスの好感要素を探そうとする。
不思議なもんである。
つづく
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