サンフランシスコから630マイル(約1,000km)ほど北にドライブし、オレゴン州のポートランドまでやってきました。
実は今回アメリカに来た目的のひとつが、ポートランドを視察することでした。
世界中から都市デザインや生活スタイルに注目されているポートランド。アメリカでも「アメリカで最も住みやすい街」に選ばれています。
クリエイターの間でもとても注目を浴びている街ですね。
そんな噂ばかり知り合いや雑誌から聞くものだから、どうしても気になって、ずっと訪れたいと思っていました。ミーハーごころです。
多少先入観はあったかもしれないけれど、実際に街を歩いたり人と触れ合ったりすると、イメージどおり魅力的な街でした。
うん、とても素敵な街。ファンになっちゃった。
現代の日本人、特に今の20〜30代の方はとても好きな街だと思うし、ちょっと豪快なイメージのある(←すみません偏見です)アメリカの人々も、今はこの街が住みやすいって思うんですね。いやいや、ここはアメリカだから。でも、他の地区とは空気がかなり違うんですよね。アメリカ・カナダ・欧州などがいろいろミックスしているような、とは言え、どこにも無いような空気を感じました。
街づくりや都市開発のお仕事をされている方が視察に来る理由も分かります。
住んでいるところ、例えば名古屋がこんな雰囲気だったらとっても嬉しいもんね。都市づくりの参考に、と言って日本のどこかの都市に外国から視察に来るなんて地域はあるのかな?
たまに世界一周したときの話になると「住みたくなった国ある?」という質問を良く受け、「やっぱ日本かな」と答えてるけど、これからは「ポートランド」って答えるかもしれない。実際住んだらどうなのかまでは分からないけど、そんな風に憧れる街でした。
街や人々の生活が”押し付けがましくなく”ナチュラルで、まさに心地良い都市デザインがされている魅力的な街です。
なので、『アメリカの話を幾つか。』ではなく、『勝手に憧れ。』シリーズでいくつかポートランドで体感したことを綴ろうかななんて思っています。
「KINFOLK」もいろんな所で見かけましたよ。ちなみにココは素敵な植物屋さん。
ご存知の方も多いと思うけど、ポートランドは「地産地消」な街。
農産物もそうだけど、自分たちの地元のお店を大切にするので、いわゆる世界的チェーン店はあまりありません。そんな気持ちが街を創り、いい雰囲気に仕立てているのだと思います。
住民ひとりあたりのレストランの数が全米一なんだって。地元の小さなお店がたくさんあるってことですよね。
いろんな雑貨屋さんやお花屋さんにも入ったけど、どこも素敵なショップばかりで、ついつい写真撮りたくなります。ボクのつたない英語で「あなたのショップ、とってもステキだから写真撮ってもいいですか?」と聞くとみなさん心良くOKしてくださいます。
スナップ撮影が難しくなってきたこの時代に、なんだかすごく嬉しいです。うまく使えば写真は良いコミュニケーションツールになりますよね。上手に撮らなきゃって思います。
ポートランドって何があるの?なんて聞かないでね。いわゆる絶景や歴史的建物などの目立つ観光スポットは無いから、楽しめる/楽しめないは分かれるかも?
ボクにとってはこの街にいることだけですごくエキサイティングでした。カメラが次々と写真を撮ってましたから。写真の枚数で興奮度合いがなんとなく分かりますよね。
写真撮り過ぎるとあとで整理に困っちゃいますが、困ってもいいからずっと撮っていたいような、そんな街でした。
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