先日、ポートメッセなごやで催された「クリエイターズ・マーケット」。
アート、イラスト、グラフィック、ファッション、アクセサリー、クラフト、雑貨、インテリアなど、プロ/アマやジャンルも問わずオリジナルの発想でモノづくりされたものを展示・販売するというステキなマーケットイベント。
初めて行ったけど面白かった。
決して一般ウケしそうなものでもなさそうだが、年齢問わず大勢の人で賑わうのにはワケがあるんだと思う。
既存のモノやサービスを発想を加えることで新しいオリジナルの価値観を生み出す。
お金をかけるというよりも、アイデアと技術と時間での価値創造。
完全に”前衛的”である、とは言いにくいので、ちょっとだけアバンギャルドなものたちでした。
前衛的な芸術は、時に非難され理解されない(”前衛”なのだから当たり前かもしれないけど)ことばかりと一年前ほど前の情熱大陸でオノヨーコさんが言っていたけど、
ほんの少しだけ前衛な、一般の人の想像の手が届くクリエイションは心地よいファンを生むかもしれない。
もちろんここに参加するには出店料もかかるし、それを見に来る人も入場料が必要。
それでもこのちょいアバンギャルドさを求めている人たちは多く、見せる側も見る側もみんな楽しそうだった。
営業が苦手なクリエイターも、コミュニケーションが取りやすい場所なのかな。
想像が追いつかないほどの卓越した斬新的さというものではないけれど、ちょっと違う味のスパイスが効いてて驚きや面白さを与えてくれるというか。
ボクも写真や広告づくりはそんなところを目指すことが好きな気がする。
一方、今は前衛的な芸術も認められてきている時代だそうだが、「受け入れられることは嬉しいけど、受け入れられたらそれはもう前衛的とは言わないのかもしれないわね」と微笑みながら複雑そうに語っていたオノヨーコさんも印象的で、それを思い出した。
ビートルズは実験的な音楽も多く、リアルタイムで体験していないので想像しかできないけど、アバンギャルドだったんだろう。
“ちょい”だったのかどうかは分からないけど、全世界で受け入れられた時の気分はどうだったんだろ。
今日は現像したネガを見ながら何かとそんなことを考えた。
そうか、今日12月8日はジョンの命日だ。
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