201301007_絵と広告とかき氷と沖縄のぜんざい

通りがかりのかき氷屋さん。
一旦通り過ぎたけど、キュートなかき氷の看板やそのロケーションが素敵だったので思わず引き返して100円のかき氷をいただきました。

201301007_絵と広告とかき氷と沖縄のぜんざい2

頭にタオルを巻き、体格も良く真っ黒な店主はいかにも沖縄男児。かき氷をゴリゴリ作ってくれるのはギャップなのか似合っているのか不思議な雰囲気だったけど、とても気さくで楽しいお話をたくさんしてくれました。

なんでこの暑いのに「ぜんざい」なんて売っているのかと聞くと、どうやら沖縄でいう「ぜんざい」は『黒糖で煮た金時豆と煮汁を冷やして、その上に白玉とふわふわのカキ氷をのせたもの』らしい。そうなんだ。勉強不足でした。紫茶色に「ぜんざい」と書かれたノボリだとどうしてもお餅の入った温かいお汁粉を想像してしまって変な気分。紫茶色はなんとなく温かいイメージあるよね。

参考:沖縄のぜんざい


少し前まではこのノボリだけで、かき氷の絵の看板も無かったらしい。外国人観光客も多い沖縄だからか、外国のお客さんが来たときに「コレハ何デスカ?」と聞かれたことがきっかけで看板を作ったとか。

確かにボクたち日本人目線から見ても「ぜんざい」とか違和感のあるものが文字で書かれているだけでは、海外の方はさっぱり分からないだろう。車でしか通らない場所なので一瞬で何屋かを判断するのは難しい。
氷やシロップを見せると分かってくれるので、かき氷の絵と100円とだけシンプルに書いた看板を作ったそうです。

すると今まで以上に外国人観光客はもちろん、日本人のお客さんも増えたとか。

ビジュアルというのは何かを伝えたい時にとても大切で、1万字の文字情報にも勝る力を持つことがあります。写真やってて特にそう思う。やっぱり良い写真や分かりやすいイメージは多くの方に見てくれるし、伝えることができます。写真や広告って、どこかシュッとしたイメージがあって、ついついアート性やカッコ良さを求めがちだけど、それだけじゃないこともたくさんある。

100円のかき氷で、写真や広告の原点が考えられたような気がします。

『絵と広告とかき氷と沖縄のぜんざい。』

2013.10.7 Mon   post by sajihideyasu