<広告制作Works:写真撮影&ブランドブック制作>
最近、街中でコンセプトブックやブランドブックをよく見かけます。
冊子やリーフレットなどその形態は様々ですが、自動車業界やアパレル関係の大企業だけでなく、中小企業や小さなショップさんも作られているところが多くなってきました。
ブランドブックとはただ商品を紹介するだけのカタログではなく、その企業がどんな想いでサービスを提供しているか、どんなビジネスマインドなのかなど、企業ブランド価値や目指す姿をイメージ写真や文章で綴られているものです。そこで働く社員さん向けにブランド価値を正しく理解させるための統制目的のものが多いですが、お客さんへのアピールに使用する企業が増えています。企業の背景や気持ちを理解した上でサービスを受けたいボクにとって、ブランドブックが置いてある企業はとても嬉しいです。
どれだけテクノロジーが進んでも、ビジネスはやはり人による人のためのもの。企業の、経営者のその気持ちをお客さんに伝えるのはとても大切なことだと思います。モノと価格だけが書かれたカタログは、他社との比較対象が価格だけになってしまうのでどうしてもモノの価値が伝わりにくくなります。
経済ニュースでは、近ごろ高価なものが売れるようになったと言われています。それは景気回復のおかげもありますが、「価値を感じるもの」を手にする人が増えてきているということ。価値を実感してもらっている商品は多少高価でも売れてきているのでしょう。しかしせっかくの良い商品も、その価値をお客さんに伝えられなかったら宝の持ち腐れです。素晴らしい価値があるのに表現できていない、もったいない企業がまだまだ多い気がします。
Webサイト等や、撮影のお仕事、そしてボクがプライベートでお花を買うときにいつもお世話になっているレコールブランさんのブランドブックを作りました。今回のものは配布用ではなく主にブライダル会場で新郎新婦さんに見ていただくためのブランドブックなので、革のポートフォリオブックにしました。ちなみにフォトグラファーが自分の作品集用によく使うポートフォリオもこのようなブックを使用します。差し込み型なので、1ページ単位で中身の変更もできます。
ボクはレコールブランさんの、細かなところまでのこだわりや、センスと努力と物語が詰まったお花とサービスが大好きで、いちファンとしてお花を買わせてもらっています。中面のブライダルフラワーの本題に入る前の導入部分に、そんな想いを伝える写真と文章を作りました。
グラフィックデザインは憧れの鞍知on鞍知さん。思いがけない出会いと素敵なデザインをいただきました。ご一緒できて嬉しかったです。
読んでくださった方に、気持ちが伝わればなと思います。
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ほぼ、広告写真家/中小企業診断士である佐治の趣味のサイトです。
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