義姉のフードスタイリスト、ヒロコさんのラジオ番組「ラジオで食卓」にお呼ばれしました。
ヒロコさんとゲストがトークをしながら、ゲストの思い出の料理を一緒に作るというとっても素敵で楽しい番組です。
しかも兄が写真を撮りながらリアル配信されるという斬新な生放送。毎回とても素敵なゲストを招いているのに今回はすごく身内盛り上がりでした。笑
思い出の料理を再現してくれるということだったので、ボクは小学校低学年の頃によく母が作ってくれていたババロアにしました。
そのババロアがとっても好きだったんだけど残念ながらあまり味は覚えていなく、社会人になってからも久々に食べたいなとずっと思っていたんだけど、ボクが高校の頃に母は他界しているためレシピも分からず、カフェやレストランでも置いていないのでなかなか食べられずにいました。
特にリング状になるタッパーが記憶にあり、母子家庭状態で母は勤めに出ているため一人で留守番することが多いボクはババロアが冷蔵庫に作り置きしてあるととてもテンションが上がった記憶があります。
でも留守番中にあまり食べ過ぎると夕食の前だったり、兄弟みんなのものだったりするので、食べたのがバレないように薄〜く切ってこっそり食べてました。笑
ヒロコさんに事前にヒアリングしてもらい、もちろん小学校低学年だったボクよりも兄の方が記憶が鮮明だったため補足してもらい、その曖昧な記憶のババロアを同じタッパーを見つけてもらうところから再現してもらいました。
なんと曖昧な説明だけで、同じタッパーを見つけてきてくれました!
さすがスタイリスト。
見た目も味もまさにあの時の母のババロアで、忘れていた味覚がその頃の記憶とともに甦ってきました。
本当にうれしい。まさかまた食べられると思ってもみなかった。
ヒロコさんもうちの嫁も母には会わせられなかったけど、でもこんなに素敵な技術と想いを持ってくださる方がサジ家に入ってくれてとても嬉しいです。
タッパーを見たとき、ババロアができたとき、食べたとき、家に持ち帰ってもう一度食べたとき、泣けてきました。
料理って素晴らしいね。写真もそうだけど、その時の記憶を思い出せるツールって、すごく素敵だと思う。
母さん、あなたの料理のおかげでボクらはどうやら幸せになったみたいです。ありがとう。
ちなみにこのタッパーはこちら。タッパーウェアのメロディーリングというそうです。良かったらみなさんババロア作ってみてくださいね。
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