なんだかナチュラル系アパレルの広告写真のようになってしまったけど、
今夜はそんな気分になりました。
とある縁でブルーノート名古屋に招待いただきました。
沖仁さん、大橋トリオさんに続き今年3回目のブルーノート。
今時のライブのように派手なパフォーマンスがあるでもなく、
食事をとりながらじっくりと音楽を聴くという”演出”がとてもお気に入り。
自分もちょっとだけ背伸びした気分になれます。
今回は手嶌葵さんでした。
普段はどちらかというとロックを好み、
正直、手嶌葵さんの音楽を気にして聴いたことがなかったので
一番前の席に座らせていただき申し訳ない気分。
しかし、一瞬でその歌唱力と雰囲気にやられました。
オーガニックコットンに身を包んだ、狭く頼りない肩から伸びる長い手でリズムを取りながら
やわらかく、そして芯のある歌声に魅了されてしまいました。
写真でも表現することが難しい、やわらかくて芯のある光。
それが歌声にあって、この音楽がどこでどのように流れるかまで想像できてしまう。
派手なパフォーマンスがなく、ただそこで歌っているということで
聴き手がそのメロディーと歌詞と雰囲気で世界を想像する。
小説を読むように。
それだけで、広告になるような。
ここのところ、少し急ぎすぎていた自分に何かを伝えてくれているような。
とっても良かった。
ただこれを具体的に映像にしてしまうと、人気小説の映画化のようにロクな結果にならなかったりもするので
下手なことは述べられないので注意ですね。
「写真と広告」事務所ノースローは、
ほぼ、広告写真家/中小企業診断士である佐治の趣味のサイトです。
お仕事のご依頼・お問合せ等は
オルタナクリエイツよりお願いいたします。