数えきれないくらいのアーティストが参加するフジロック。
小さなステージを含めると10ほどある会場のタイムテーブルを見ながら、この時間はこれを観ようと決めて動く。
大人な文化祭である。
驚いたのは、これだけの人数が集まり警備員による整理もさほどされていないにも関わらずモラルがとても良かったこと。
ボクの見た範囲では争いごとなど何もなく、むしろみんなフレンドリーだった。
日本独特の閉塞的な対人関係や混雑時のイライラ感もここにはなく、初心者にも寛容で多くの人と知り合いになれた。
「来年またこの場所で会おう」なんて約束も多く交わされた。
RADIOHEADが始まる直前に出会った女性は、宮崎に住んでいるにも関わらず16年間フジロックすべてに参加しているといい、旦那さんとともに赤ちゃんを抱いていた。
子供の名前は”葉九(ヨーク)”くんだそうだ。
友人がこんなことを言っていた。
「どんなアーティストが来たか、じゃなく、此処にいることがフジロックなんだ。」
ここではその意味がものすごく解る。
焼酎が入っていたからとはいえ、名言である。
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