50ミリブログ

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発展の表と裏。001香港マカオ

世界一周第一カ国目、香港。
日本から5時間ほどのフライト。決して「世界一周だから行く」という距離ではないがまずは外国慣れというところ。
しばらく空と海を眺め、香港到着の機内アナウンスが流れる頃、まるでシムシティで作ったような水辺の発展都市が見えて来る。
アジアへの渡航の経験はカンボジアやベトナムなどしかなかったため、突然近代的な都市を機上で感じたのは多少違和感があったけど、もしかしたら東京より発展した近代建築が拝めるのかもしれないと期待の方向が変わった一瞬でした。

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ところが実際に地上に降り、地下鉄で宿まで行くと空から見た景色とは全く異なる、混沌とした世界。
解るようなワカラナイような文字と路上のルールが迫る。近代的ビル群はどこに行ってしまったのだろう。

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飛び出している看板が工事の足場のように思えるせいかなのか、街中が常に工事中のような気分。本当に工事中の現場の足場はなんと「竹」で組まれている。鉄よりもかなり安いために竹を使用しているという話しを聞いたことがあるけど、太さが異なる竹がざっくりと組まれ、職人さんがそれを歩いている下を通るのが怖くてどうしても早歩きになる。

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夜景として有名なビクトリアピークやマカオなどにも出向くと、超近代的なビル群がお目見えした。日本でもなかなか見ないようなスタイルの建築も多い。「近代的」の定義も曖昧なので表現が正しいか分からないけど、そんな感じ。
ビルを建てるのも竹の足場という噂も聞いたのでなんだかゾっとしてしまう。夜景を見るときくらいそんなこと忘れればいいのに、竹の足場が頭をよぎる。

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一本路地に入るとイメージが一転。
どちらが本当の香港なのか。もちろん両方本当なんだろうけど、急速な発展により生じた表と裏を感じた気がします。
どことなく危なっかしいようなところが少し怖くてドキドキする。その辺も香港の魅力かもしれませんね。
たぶん数年でまた大きく変わるでしょう。

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古くから住まわれている方々はどのような気持ちなのかな。
日本もサッカーがいつの間にか国民の文化的になったように、いつの間にか近代的な都市になってしまったような感じなのかな。居場所を探す人々の表情からはちょっとだけそんな印象を受けました。

『発展の表と裏。 – 001 香港・マカオ』

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