50ミリブログ

20150129_美しさと危うさ

今年はよく雪が降る。

昨年末は名古屋もよく降った。でも年を越し、晴天や雨が続くと、つい先月のことであるにも関わらずすっかり忘れている。
先月旅先で撮った写真を見返していて「そういえば降ったな」と思い出す。人間の記憶なんて適当なもんだね。

太平洋側に住んでいるせいか、日常で雪が降るとなんだかドキドキする。
ごちゃごちゃした街のカラーが強制的に白銀色になり、なんともいえない美しさを感じることがある。
ただ、それと同時に仕事や交通状況が気になり、身の危険を感じて不安にもなることもある。

実はこの「美しさ」と「危うさ」という両方の感情が「ドキドキ」になり、”雪”を魅力的に感じさせる要因になっているのかもしれない。

おそらくこれは人間もビジネスも同じで、「美しさ」と「危うさ」を持ちあわせるモノに何故かボクらは魅力を感じてしまうことが多い。
なんなんだろうね。

“雪が降る町”と”心情”を照らし合わせて表現している歌が多いように、多くの人は雪を魅力的に感じているように思う。
雪が持つ、『多くを語らず静かに世界を変えていく力強さ』はちょっと見習いたいところです。

写真は被写体に「ドキドキ」して撮らないと、その写真を見た人も「ドキドキ」しないんだよね。
そんな当たり前のことを雪が降るたびに思い出すんですよね。

『美しさと危うさ。』

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