20121128_くるりのこと

木村多江さんが女優人生の転機になったとインタビューで応えていた橋口亮輔監督の映画。
のことではなく、京都タワーを見るたびに思い出す、バンドのくるりのこと。

案の定、仕事で京都行ったときにタワーを見たら思い出してなんとなくWebを見たら「国民の性欲が第一」という謎なネーミングのツアーやってて名古屋のZeppにも来るということでチケットとってライブに行ってきました。

毎回作品は気にしていたけど、”ワルツを踊れ”くらいから完全にノックされていたのでライブに行きたかったってのも。
独自の世界観があるのに毎回作品ごとにテイストがかなり違うという楽しみを与えられ、今回の作品もとても満足でした。
本質と可能性に真正面に取り組むことの偉大さも知りました。


少しずつディレクション(この言葉はカッコ良過ぎるので別の言い方は無いかな)をさせていただく機会が出てきて、興味を持ってもらうこと・集客や利益をあげられること+面白いことを考えながらクライアントさんと接し、写真撮影と広告制作に携われるようになってきました。

今回のライブに行ったボクの行動パターンはまさにその世界に引き込まれたからでした。
もともとくるりの音楽とその存在が好きだったけど、京都タワーというシンボルで改めて思い出し、気になるので調べ、手の届く場所で楽しそうなイベントがあり、という流れがトントンと進み、チケットを購入。
もちろん結果的に大満足。毎回テイストが違うからリピートもするかもしれない。

そんな狙いはないかもしれないけど、その引き込まれ方の心地よさってのは「広告」としてとても好き。
もしかしたら京都タワーを見ていなかったらライブに行ってない可能性もある。
Webが無かったら知らなかったかもしれない。
というかもともと作品や存在に興味がなかったら…。

例えどんなに素晴らしい商品・サービスを生み出したとしても、その魅力をアピールできずに残念ながら倒れてしまうことだって沢山ある。
でも難しいのは、キレイに写真撮ってカッコいいデザインすればプロモーションが成功するという単純なものではないところ。
アピールされ過ぎても一歩下がっちゃうこともある。
さりげなく引き込んでくれるなら、それが仕組まれたものでも全然構わないってこともあるだろう。


広告(プロモーション)をさせてもらうことは、応援させてもらうこと。
応援の仕方は商品やサービスの数以上にある。
それを考えることにボクたちの価値があると思う。
もちろんそれを実現するための技術は日々磨き、応援価値を高める。その一部が写真やデザインなどの技術だと思う。


映画「ぐるりのこと」のコピーように、「めんどうくさいけど、いとおしい。いろいろあるけど、一緒にいたい。」的な存在。
意味深長だけどさりげない、みたいな。
ボクは縁の下になれればいい。
応援団の一員としてそんな心地よいプロモーションができたら、うれしくなっちゃいます。

『くるりのこと。』

2012.11.28 Wed   post by sajihideyasu

広告写真家10周年