50ミリブログ

20120108_迷ったら面白い方に

今日の日経の”春秋”に、丸の内に外国人向け観光案内所が誕生したことが書いてあった。
震災で落ち込んだ訪日外国人の巻き返しの契機になればと願いを込めている。

欧州大恐慌の発端となっているギリシャ。
そんなギリシャでも年間に人口の1.5倍もの観光客が訪れるらしい。
歴史的な街並の保存もそうだが、人気がある最大の理由は英語による旅のしやすさだそうだ。

ボクも数年前に訪れたことがあるが、街の人はとても親切で、つたない英語でも優しく接してくれる。

「世界一周してたよ」と言うと、「えー!コトバとか道とか大丈夫だった??」とよく聞かれるけど、
ギリシャに限らず、どこの国でも(一部を除いて)困ることはなかった。みんなとっても親切だからだ。
いまどき世界一周なんて誰だってできるもんだ。

グローバルかぶれしているワケじゃないけど、
日本は外国人旅行者にとって他の国よりもよほど歩きづらいと思う。
英語表記もまだまだ少なく、おそらく困っている時に一般の人が声を掛けてくれることも少ないと思う。
一度、日本語が読めないていで街を歩いてみた(ただのひとり遊び)けど、
空港や電車はいいけど、たぶんローカルなバスとかレンタカーは怖くて使えないし、
ショッピングやサービスを受けるのもなかなか弊害がある。日本はいいところが山ほどあるのに、フルには楽しめないだろう。

ある時、横浜駅の自動発券機の前で外国人旅行者が悩んでいた。
ディスプレイには「使用中止」と漢字で書かれているだけで、さっぱり意味がわからなかったんだろう。
「アウトオブサービスですよ」と伝えると照れ笑いをしながら御礼を言ってくれて、ボクが使っていた発券機で切符を買ってあげた。
特別難しいことじゃなく、ボクが他の国で困った時によくしてもらったことだった。

“春秋”に戻るが、ギリシャでは一般の人も進んで外国人に道を教えてくれるようだ。
理由は「せっかくギリシャに来てくれたのなら、楽しく過ごして欲しいから。」

外国人相手に限ったことではなく、日本国内の観光客や、ビジネス上のお客さま、友人などと接するときにおいても
「楽しんでもらう」というスタンスは共通して受け入れられることなんじゃないかな。

ボクの場合だと、出来る限り楽しい写真と広告を。

テリー伊藤さんじゃないけど、「迷ったら、面白い方に。」
これはNoThrowの今年の目標のひとつになっています。

『迷ったら、面白い方に。』

「写真と広告」事務所ノースローは、
ほぼ、広告写真家/中小企業診断士である佐治の趣味のサイトです。
お仕事のご依頼・お問合せ等は
オルタナクリエイツよりお願いいたします。

ストーリーのある、写真と広告を。

© 「写真と広告」事務所 NoThrow 2011-2024